●Hellsing.454Casull製作記●


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「ヘルシング」アーカードの持ってるデカイ銃。
ちなみに銀色の方。

今回は少年画報社刊「ヘルシング」より主人公(だよねぇ?)アーカードの持つ銀色の銃を製作しました。。
もともと結構やる気があったんですが1月にイベントでむっちゃカッコ良いアーカードを見てから
これは「負けてらんねぇ!」とばかりに製作開始。

とはいえ大日本技研(←ここはプロだ(笑))で
もう一つのアーカードの銃「ジャッカル」が作られてるのは知ってたので、
それとかぶらないようにもう一方の.454Casull弾仕様の銀色の銃を作ることに決定。
コンセプトは・・・

「スライドのブローバック含む、排莢以外の全てのギミックを再現し、
なおかつ見た目も出来る限り原作ないし実銃のイメージに近くすること。」


あ、ちなみに今回は「自分の技術でどこまでこだわれるか?」っていうのを課題にしてるので
多分いわゆる初心者、初級者向けにはなってません。
読んでも分からない部分がたくさんあると思いますがご容赦ください。

今回のベースガンのチョイスは新日本模型から出ている「ハードボーラー」ブラックモデル。
ターミネーターでシュワルツェネッガーが使ってたのと同じモノです。
もともとスライドが長い分スライドを伸ばしても強度を保持しやすいのとのと、
内部メカを見て加工しやすそうだったので選びました。
ただし銀色のは高いし勿体無いんでパス。
もし作るのが面倒ならこっちを買ってそのまま使うのもアリだとは思いますが・・・
あんましスマートでないな。

で、実際の製作ですが、
改造自体はわりと単純なものです。
ブローバック機能つきのガスガンにプラ板をぺたぺたはってくのが基本になりますね。

1.スライドの延長
プラ板をぺたぺた貼っていきます。
長さはジャッカルとの対比を考えて、37cmに決定。
ここらへん明確な設定が無いのが残念。角の部分は裏からプラ棒をはりつけて補強した後に
ヤスリで徹底的に削ります。

2.フレームの延長
ここで今回のポイントそのイチ「リコイルスプリングガイドの再現」
ベースガンのハードボーラーはブローバックする
(引き鉄を引くと銃弾を発射した反動でスライドが後ろに下がって薬莢を排出するのね)
ために、原作の設定通りにするにはスライドが後退した状態でバレルの他にとスライドを元に戻す為のスプリングの軸になる
「リコイルスプリングガイド」が見える状態にならないといけません。

ただ、ハードボーラーの形状からして
スライドにこれを装備するのは無理だったので、
フレームの底部に直付けする形で台を作ってそこに5mmの丸プラ棒を接着。
ここが一番頭を使った部分でしたね。。まっすぐ後退するスライドの動きの支障にならないように
移動方向に中心線に水平に取りつけるのが一苦労でした。
ホントは省こうかとも思ったんだけど
日記にも「一切手抜き無し」なんて書いちゃった手前
それではあまりに進歩がないことだし、他の銃を使ってる人と差も付けにくいのでやってみました。
でも普通の人にはまったく関係無い部分だよなぁ・・・そっち方面の話が好きな人だけ
ニヤリと笑ってやってくだされ。(笑)
写真は↓。


3.今回のポイントその2.バレルの延長
3.にもあったとおりスライドが延長されてる分バレルも長くします。
大きさは内径12mm、外形14mmのパイプをハンズで買ってきて使用。
これはパイプの内径に会わせて小さいパイプをはめ込み、その上にプラ板を丸めて貼りつけるなどしてベースガンのアウターバレルのサイズに合わせてその先にうまくはめ込みます。

でもこの方法って実際に大砲作る際のやり方にちょっと似てるかも。。
伸ばしてあるのはアウターバレルだけなので、インナーも他の銃のものを使えば延長可能でしょう。
興味がある人はやってみておくれ。後学にするので(笑)

4.スライド・フレーム延長部の反りの修正
普段なら無視しても一向に構わないんですが、
今回はブローバックするようにしてあるために反りが酷くなりすぎるとバレルやガイドに引っかかって
作動にも支障をきたす恐れがあったので根気良く手直ししました。
具体的には反りすぎた部分を削って、薄くなった分をプラ板とポリパテで補修。
根気がいる作業でしたね。。難しくはなかったけど。

5.フレーム基部の改造
フレームは延長しましたが、ハードボーラーの使っている玉は.454Casullより短い
.45ACPなのでグリップ部分が前後にに短くなっています。
これだと銃身の長さに比べてあまりに貧弱に見えてしまうので

今回のポイントその3。グリップ前面にプラ板を貼り合わせて前後に延長

0.3〜0.5mmくらいのものなら柔軟に曲がってくれるのでそれを10枚ほど貼り合わせ。凹凸は耐水ペーパーで修正。
これについては画像取り損ねたので塗装前の図を参考にしてください。

6. 今回のポイントその4.エジェクションポートの拡大
同様にスライド部分も排莢口が.45ACPに合わせて小さくなってるので
できるだけ.454Casullの長さに合わせられるように前後に削ります。


7.スライド上の刻印彫り
スライド左面に「Hellsing ARM.454Casull c.link」の刻印を入れます。
あらかじめ0.3mmのプラ板に彫っておいて、それを貼りつけ。

8.今回のポイントその5.その他諸部分の形状変更

作り始めた後で気づいたんですが、どうも平野先生はガバメントでなく
S&W系の銃をモデルにしてるようです。スライドストップ・セーフティ・グリップなんかみてると全部コルト系というよりS&W系。なのでここも改造。

コミックを見るとこの銃にはセーフティがない?のですが、
機構上それはヤバかろうってこともあるので
セーフティ部分の指をかける部分だけを削っちゃいます。
スライドストップは徹底的に削って細身にします。全部金属やすり使用。

グリップも形状変更。裏からプラ板を貼ってその上にパテ盛り。

私はポリパテでやりましたけど多分エポパテでやったほうが良いでしょう。時間かかるけどね。


ここまでの図


9.塗装
塗装の前にサーフェイサーを吹いて穴埋め。
今回最後のポイントはメディコムの「スーパーブライト」というスプレーを使用します。
このスプレー、
乾いた後で研磨剤を使って磨くと本物のステンレスのごとく光沢が出るというスグレモノ。
磨くとそれこそ鏡に顔を映すような鏡面ができる・・・という触れ込みだったんですが。。。
結構使いにくいです。確かに鏡面はできるんだけどムラもいっぱいでます--;
おかげで何度も修正吹き・・・・二本空になりました。
しかもスプレー高すぎ。一本4000円します。これだけでヴァッシュ銃1丁作れてしまう。
それと塗膜に指紋もすぐつくので持って歩くのには向いてないですね。やめとけばよかったかも。
コスプレ小道具として自作を考えてる人は他のスプレーを使った方が良いでしょう。


完成図(それぞれの写真をクリック!)

ちっと演出気味。
スプレーのせいで反射してるのが判るでしょうか?
スライドが後退した状態。
リコイルスプリングガイドとバレルが露出してます。
手に持ったときの大きさ。



今回はベースになる銃が良い値段するので結構高くなってます。
制作費の方はというと・・・・

銃本体 \11000
プラ板(1.2mm) \250
プラ板(0.2〜1.2mmのセット) \300
塗料類 \8000
接着剤 \180
ポリパテ \200
パイプその他 \300〜
合計 \20000程度?

製作期間は2/10〜6/9の4ヶ月。
ただし間で結構サボってるので実際には2.3ヶ月ですかね。
これまでで一番手がかかってるのは間違い無し。
ま、小道具としてはそれくらいの物は出来たんじゃないかと思います。
銃器に関しては一歩も譲るつもりはないさ!!(^^



後記:
要はヴァッシュの銃で果たせなかった「イベントの小道具だけではなく実際のゲーム(シューティングとかね)にも
使えるのが目的だったりします。ようにしました。分解も実銃通りにできます。(笑)
(といっても全然弾道調整とかはしてないので多分市販のものほどにはあたらんけど・・)
少なくとも今持ち得る限りの技術を投入したつもりです。あんまり変わったことやってないけどね^^;。

でも個人的にはスライド横のエッジを出せなかったのが残念無念・・・
試してはみたんですがなかなか平行な一本線になってくれないんですよ。
ブローバック機能を殺すわけにはいかないので、
位置的にもあまりごてごてパテを盛るわけにもいかなかったし。現状では断念せざるを得ませんでした。
それと刻印がうまく彫れなかったこと、スプレー塗装が甘すぎてムラだらけになっちゃったのも反省材料ですね。
ホントは小道具レイヤー(笑)としてのプライドをかけて製作・・と言いたかった所ですがまだまだのようです

これは「ふん、まだそこまでのレベルにはなってねぇ」という
天からの(笑)御達しなんだろうなぁ。
次回はうまくやろうっと。

そういえば大日本技研でも同じ.454Casull版の銃は作ってるらしいのですが
どうやらウルフウッドの銃と同じく無可動モデルらしいので、
その辺だけはなんとか自分なりにオリジナルの意匠を+αできたってところでしょうか。
まぁ見た目では遠く及ばないし。(笑)
いつかあれくらいのレベルに到達したいものだ・・・・

でも気になるのは・・・この銃、ヴァッシュの銃と同じで名前がありません。
このページでは「Hellsing.454Casull」と書いてますけどこれは
ガバメントを「コルトの45口径」と呼ぶのと似たような感覚なので正式名称じゃないし。

一説には黒い方がジャッカルなら銀色の方はコヨーテなんじゃないか?という話もあり。。それはそれではまっててカッコ良いなぁ。
平野先生、設定つけてください〜。



次回の製作記アップ予定はおもいっきり廃物利用ながら結構受けの良い
(レイヤーさんに関して言うならヴァッシュ銃以上?)

ヴァッシュの左腕のパーツ!イベントで制作話を聞いた人がびっくりするのが楽しいんだわこれが。(笑)
今回はどうも「わかる人間なんか数えるくらいしかいないんじゃないか?」
というモノにしてしまったので

次は初心者にも比較的応用の効くものにする予定。



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